会長あいさつ 

 このたび、諸事情を受けて会長を拝命いたしました。非力ではありますが、諸先輩の理事の方々と力を合わせ、学会活動を維持できるよう専心いたしたく思っております。  学会は、学問をともに志向する有志による自発的な組織です。大学を取り巻く環境が年々厳しくなる中では、大学関係者の多くは研究に誠実に向き合うことを望みながらも、多忙を極めているかもしれません。そのような状況にあって、自発的な組織である学会を維持することは、学会員のみなさんの熱意と参加によって初めて可能になるものです。
 フランス教育学会は、小さな学会ですが、それゆえに顔が見える学会でもあり、学会員のみなさんのご意見が直に反映できるところでもあります。学問の研鑽の場として、また、交流の場として魅力ある学会になるよう、積極的にご意見を賜れば幸いです。
 振り返れば、フランス教育学会は、前職であった国立教育(政策)研究所と大変ゆかりのある学会と言えます。わたくしが目黒にあった研究所に赴任する直前まで次長でいらした手塚武彦先生が、フランス研究をされる方々が集うサロン的な研究会を長年にわたり行っていたと伺っており、その研究活動の集積が学会の礎と推察いたします。多くの優秀な研究者を輩出したこの研究会により、日本のフランス教育研究が培われてきたことを思いますと、豊かな学問の場を醸成してきたフランス教育学会の性格を変えることなく、学会員のみなさんの熱意と善意とともにその伝統を存続しうることを願わずにはいられません。
 任期の3年間が短いのか長いのか予測がつきませんが、学会活動が停滞することなく、職務を全うできるよう努めたく思いますので、どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。                    

岩崎久美子 (放送大学)
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